研究課題/領域番号 |
15K11563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 摂南大学 (2016-2018) 亀田医療大学 (2015) |
研究代表者 |
佐久間 夕美子 摂南大学, 看護学部, 准教授 (70451937)
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研究分担者 |
石田 貞代 横浜創英大学, 看護学部, 教授 (60279940)
望月 好子 東海大学医療技術短期大学, その他部局等, 教授 (10300021)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 遠隔支援 / 看護師 / 妊娠 / 出産 / ICT / PHS |
研究成果の概要 |
日本の看護職は、他職種と比較して切迫早産・流産のリスクが高いとされる。しかし、妊娠期の看護職の研究はわずかであり、支援ニーズも明らかにされていない。本研究は、妊娠・出産期の看護職を対象とし、より有効な遠隔支援プログラムの開発を目的とした。Web調査により、291人(34.4%)の看護職が切迫流産または切迫早産を経験し、妊娠・出産、育児に関する正確な情報のニーズをもつことが明らかになった。これらの結果から、本研究はエビデンスを重視した情報提供を中心とする遠隔支援プログラムを開発した。2018年度より継続的に多施設無作為化比較試験を実施中であり、今後、その効果について評価・検討する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は妊娠・出産期における看護師の切迫早産・流産の予防やマイナートラブルの改善、セルフマネジメントの向上を目指した遠隔支援プログラムの開発を目的としており、国内における先行研究も少ないことから学術的な価値の高い研究である。妊娠中の健康リスクを低減することにより、育児や仕事に対する効力感の向上等、看護師の妊娠・出産に関するポジティブ・イメージが高まることが考えられる。さらに、妊娠・出産による看護師の離職予防も期待でき、社会的にも意義のある研究と考えられる。働く母親の意識・行動変容は、子供に望ましい養育環境を形成すると考えられ、遠隔支援プログラムの開発は次世代育成の点でも有益である。
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