研究課題/領域番号 |
15K11622
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
三好 陽子 鳥取大学, 医学部, 准教授 (80746967)
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研究分担者 |
吉岡 伸一 鳥取大学, 医学部, 教授 (00191544)
森實 修一 鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (50419496)
武中 篤 鳥取大学, 医学部, 教授 (50368669)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 限局性前立腺がん / ロボット支援前立腺全摘除術 / 放射線療法 / 健康関連QOL / SF-8 / 治療選択 / 意思決定支援 / 前立腺がん / da vinci / ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術 / EPIC / KHQ / がん看護 / da Vinci / 前立腺がん看護 |
研究成果の概要 |
限局性前立腺がん患者におけるHRQOL について、RARPと放射線療法後を遡及的に比較することを目的とした。2010年10月から2014年12月までの間に大学病院で治療を受けたRARP群154人と放射線療法群(IMRT群41、LDR群35、LDR + EBRT群18)について、治療前と治療後1、3、6、12、24か月にSF-8健康調査を実施した。RARP群のPCS中央値は、治療後1か月は放射線療法群より有意に低かったが、3か月後には差がなくなり、6、12、24か月後には有意に高くなった。MCS中央値についても、治療後1か月は放射線療法群より有意に低かったが、3か月後以降は差がみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
根治的前立腺切除術および放射線療法は、限局性前立腺がんの標準的な治療法である。複数ある治療法の中から治療選択するには、患者の年齢、パフォーマンスレベル、合併症などの医療情報だけでなく、治療後の生活の質への影響も考慮することが重要である。患者・家族にとって、異なる治療法の中から選択することは容易ではない。医療従事者は、決定が下される前に治療に関するあらゆる情報を提供し、自己決定を支援することが望ましい。本研究成果から得られた知見は、前立腺がん患者にとって、治療法選択時の貴重な判断材料となるだけでなく、医療従事者にとっても患者の意思決定支援に役立つことが期待される。
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