研究課題/領域番号 |
15K11658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
千場 直美 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (90347005)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 月経 / 更年期 / 教育 / 母親 / 娘 / ヘルスケア / 月経教育 / 家庭 / 月経随伴症状 / 更年期症状 / 女性 / 月経前症候群 / 母娘関係 / 健康教育 / 女子大学生 / 生活習慣 |
研究成果の概要 |
本研究は、母娘間で実施されている女性の性周期に関するヘルスケア教育の現状を明らかにし、ヘルスケア教育モデルの構築を目的とした。調査の結果、多くの女性が初経や月経の正常に関する内容の月経教育を受けていた。しかし、月経の異常、不妊症、更年期などの教育を受けた者は少なかった。ヘルスケア教育の内容は年代によってニーズの違いがみられた。ヘルスケア教育の実施者として月経の異常、不妊症、更年期などの内容は医療者に期待していた。母親には正しい知識の提供ができることや相談相手として役割を期待されていた。これらの結果を活用し、ヘルスケア教育モデルの構築について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、小中高校生以降に月経教育を受ける機会がほとんどなく、月経随伴症状や更年期症状などの健康課題に対する知識が少なく、ヘルススキルが低く、対処行動や受診行動がとれず、日常生活に支障をきたし、生活の質を低下させている女性が多くみられる。女性のヘルススキルを向上させるためには、適切な月経教育を提供することが課題であり、ニーズに応じた、時期、教育内容、教育提供者について検討する必要があった。今回、それらについて検討し、ヘルスケア教育支援モデルの構築に役立てることができた。ヘルスケア教育支援モデルの実践は、今後、女性だけでなく、母娘を含む家族の健康向上のために広く貢献できると考える。
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