研究課題/領域番号 |
15K11665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 千葉県立保健医療大学 |
研究代表者 |
川城 由紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (20337108)
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研究分担者 |
石井 邦子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (70247302)
宮宗 秀伸 東京医科大学, 医学部, 講師 (80422252)
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研究協力者 |
松野 義晴
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 酸化ストレス / 更年期 / 女性 |
研究成果の概要 |
本研究の研究参加者42名の血清中の酸化ストレス度はやや高く、抗酸化力はほぼ正常な状態、潜在的抗酸化能はやや低い状態であった。閉経後でエストロゲン濃度は減少を示したが閉経前後で酸化ストレス状態に差は見られなかったことから、エストロゲン濃度の減少は酸化ストレス状態に関連しない可能性が考えられた。 さらに、HDLコレステロールとBAP値との間に正の相関(r=0.366)、高感度C反応性蛋白とBAP/d-ROMs比との間に負の相関が見られた(τ=-0.331)。このことから、閉経後の女性における脂質代謝や動脈硬化の発症の増加に酸化ストレスが関連していることが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の対象である更年期にあたる女性において脂質代謝や血管機能関連マーカーと酸化ストレス状態に関連が見られたことから、特に閉経後の女性において動脈硬化の発症に酸化ストレスが関与することが考えられた。このことにより、閉経前の更年期の女性に対し酸化ストレス増加を抑制する方策を導入することにより、動脈硬化等の血管病変の予防の可能性が示唆された。また、更年期女性における酸化ストレス上昇についてエストロゲンの減少が直接の原因ではない可能性があり、生活習慣等を複合的に検討する必要がある。
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