研究課題/領域番号 |
15K11711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
田村 佳士枝 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60236750)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 骨延長術 / 意思決定 / 思春期の子ども / 親 / 看護 / 思春期 / 看護援助 / 子ども |
研究成果の概要 |
目的:骨延長術を受けることを意思決定した思春期の子どもと親の思いおよび術後の取り組みを明らかにする。方法:半構成的面接を行い、M-GTAにより分析した。対象者:12~18歳までの子どもと親各7名。結果:子ども8カテゴリー、親6カテゴリーを抽出。子どもは【自分の身体の特徴を捉えよくしたい思い】から【骨を切って延ばす方法がわかり向き合】い【先のことを考えて手術を決断】した。【入院前の揺らぎと術後の痛みを乗り越えて充実感を得る】過程から、【目に見える変化への喜び】と【やり通さなければならないつらさ】を体験し、【目標や夢を力にして乗り越える】【仲間とリハビリ期を普通のこととして過ごす】力を得ていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児看護を実践する際に、子どもの意思を尊重し、主体となって取り組めるよう看護することの重要性は述べられている。しかし、子ども自身が治療を選択し、意思決定後の手術とその後の取り組みは明らかにされていない。当該研究にて明らかになったプロセスには、子どもの意思決定とその後の治療過程において、子どもだけの力では不足している部分に、子どもの思いを踏まえた親の支援の補いが見出された。子どもと親が力を発揮するためには、十分な情報提供と意思決定までの個々の思いと取り組みを把握した上で支援を検討することが必要となり、子どもの意思を確認していくことの必要性が示唆された。
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