研究課題/領域番号 |
15K11730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
岡田 明子 (蛭田明子) 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (80584440)
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研究分担者 |
堀内 成子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70157056)
片岡 弥恵子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (70297068)
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研究協力者 |
石井 慶子
堀内ギルバート 祥子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 周産期喪失 / ペリネイタルロス / コミュニケーション / 認知行動理論 / 患者中心 / テイラーメイド / 自己効力感 / ランダム化比較試験 / ペリネイタル・ロス / 共感疲労 / セルフ・コンパション / コミュニケーション・スキル / セルフ・コンパッション / 教育プログラム / 両親中心のケア / テーラーメイドケア |
研究成果の概要 |
周産期に子どもを亡くした両親にテーラーメイドなケアを提供するために、看護者を対象にコミュニケーションスキルトレーニングプログラムを開発し、ランダム化比較試験によりその効果を検証した。 87名の看護者が参加に同意し、うち78名がFAS解析の対象となった。介入の結果、両親とのコミュニケーションにおける看護者の自己効力感は有意に高くなり、不安・困難感は有意に低下した。また、両親の気がかりを引き出すコミュニケーションを展開できる看護者の割合が有意に高くなった。さらに、看護者の共感疲労の低下とセルフコンパッションの上昇が確認された。プログラム提供による看護者と両親のコミュニケーション促進が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本プログラムは、助産師、臨床心理士、グリーフカウンセラー、体験者が協働して開発した。プログラムの内容にはそれぞれの専門的知識や知見が反映されており、実践における実用性が高い。看護者と子どもを亡くした両親のコミュニケーションが変わることで、支援における両親、看護者双方の満足度が高まることが期待できる。支援における高い満足度は、両親、看護者双方のメンタルヘルスの向上にもつながるだろう。 プログラムの効果をRCTにより検証したことで、今後エビデンスのあるプログラムとして、実践の看護者の教育に積極的に取り入れていくことができる。
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