研究課題/領域番号 |
15K11756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤田 君支 九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
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研究分担者 |
牧本 清子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80262559)
田渕 康子 佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431)
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研究協力者 |
馬渡 正明 佐賀大学, 医学部
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 人工股関節 / QOL / ライフスタイル / アジア / 変形性関節症 / SF8 / EQ5D / 韓国 / 満足度 / 人工膝関節 / 生活様式 / WOMAC / OHS |
研究成果の概要 |
本研究ではTHA患者を対象に、1)進行中の国内QOL評価を術後10年まで行う、2)韓国で座式ライフスタイルとQOLを調査し、日本及び韓国の術後看護支援について検討することを目的とした。1)術後7年の調査を完了した940名について、QOLは術前と術後3年までは有意に改善したが、術後3年と5年では変化を示さず、術後5年と7年では低下傾向を示した。股関節障害による身体的側面だけでなく、抑うつや不安などの精神的側面においても同様であった。2)韓国の術後患者111名を日本の患者と比較した結果、ライフスタイルにおける床座生活動作の問題が共通しており、これらの生活指導が必要であると示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
老年人口の増加に伴い、人工関節手術を受ける人が増えたが、術後は歩行障害やQOLが改善する反面、合併症の予防が重要である。本研究では人工股関節患者の中長期のQOLを観察した結果、術後5年まではQOLが維持するが、7年では低下傾向にあること、床座の生活動作における退院指導が重要なこと、日本だけでなく韓国でも同様の問題があることを明らかにした。我々の研究には1000名を超える術後患者に参加いただき、韓国でも多数協力者を得たため、結果の信頼性は高い。また、整形外科において、術前オリエンテーションや退院指導に還元できるエビデンスを提供できたと考える。
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