研究課題/領域番号 |
15K11773
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
川上 勝 自治医科大学, 看護学部, 准教授 (50382958)
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研究分担者 |
尾崎 功一 宇都宮大学, 工学部, 教授 (60282381)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 認知症高齢者 / 見守り支援機器 / 機械学習 / 体動検知 / 転倒転落 / 高齢者 / 深層学習 / 離床センサ / 夜間離床 |
研究成果の概要 |
介護施設や医療機関における高齢者の転倒・転落事故の予防は解決すべき課題の一つである。本研究は、この課題を解決するために、これまでに開発したセンサパネルおよびそれを用いた体動検知システムに起上り予測機能の実装を目指した。 本研究の成果は、ケア現場での実証実験を通して、実用可能な見守りケア支援システムの構築と、臥床者の体動状況から臥床姿勢の判別と起上り予測を実現したことである。見守りケア支援システムは、ひずみゲージを使ったセンサパネルを用いることで廉価であるが高精度なデータを非接触で収集可能である。また、機械学習を活用して臥床時体動データから姿勢や起上り予備動作を抽出できるプログラムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者ケアの現場では、介護看護職者が認知症高齢者等の見守り対象者の臥床中の姿勢や離床を正確に把握する必要がある。近年の情報通信技術やセンサ技術の向上により、様々な見守り装置が提案されている。しかしながら、高齢者ケア場面への導入は設置費用や設置による生活環境への影響等により困難である。そこで、本研究で開発したシステムやプログラムはこれまでに提案されている手法に比べ有用性と経済性が高い特徴がある。 提案手法の実用化により用い、高齢者ケアの質向上だけでなく、夜勤業務におけるケアスタッフの心理的身体的負担軽減が可能になる。持続可能なケアシステム構築の一助となりうる。
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