研究課題/領域番号 |
15K11805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
宇多 みどり 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (90552795)
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研究分担者 |
加利川 真理 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (50612404)
片倉 直子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60400818)
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研究協力者 |
加利川 真理
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 在宅看護実践力 / 看護基礎教育 / 新卒訪問看護師 / 訪問看護 / 在宅看護 / 卒業時到達目標 |
研究成果の概要 |
本研究は、看護基礎教育において在宅看護実践力を育成するために、新卒訪問看護師に求められる能力を知り、シミュレーション教育教材の開発を行うことを目的とした。 訪問看護ステーション管理者が新卒看護師に望む在宅看護実践力と採用意向との関連では、採用意向のない管理者は意向のある管理者よりも,在宅看護実践力を望む割合が有意に高く、採用意向のある管理者は「学生が自主的に学習できる」ことを望む割合が高かった。さらに、統合科目の実習教材である、シミュレーション教育を導入した「訪問看護実習支援プログラム」の効果を分析した結果、学生の自主的・主体的行動が明らかになると同時に、プログラム内容の精錬が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
看護基礎教育の正規カリキュラムにおいて、将来的に訪問看護師としての人材育成を想定した実践的な教育の取り組みは先行研究されたものはなく新規性がある。 本研究で得られた、採用意向のある訪問看護ステーションの管理者が望む新卒看護師の在宅看護実践力(「自ら自己課題に向けて自主的に学習できる能力」等)は、看護基礎教育から新卒訪問看護師を射程に入れた教育を検討するための基礎データになり得る。また、シミュレーション教育教材を取り入れた自律的学習を支援する「訪問看護実習支援プログラム」は、内容を更に精錬することで、現任教育の場においても、大学との協働で応用することができ、訪問看護師の人材育成となり得る。
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