研究課題/領域番号 |
15K11808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
梶谷 みゆき 島根県立大学, 看護栄養学部, 教授 (00280131)
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研究分担者 |
林 健司 島根県立大学, 看護栄養学部, 講師 (10462037)
加藤 真紀 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (70331816)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 脳血管障害 / 家族機能 / 看護介入 / FAD / 介入評価 / 家族看護 / SCAT / 脳血管障害患者 / 家族介護者 / 家族機能改善 / 看護面談 / 情緒的安定 |
研究成果の概要 |
回復期脳血管障害患者と配偶者の家族機能の特性を捉える目的で、家族機能評価尺度Family Assessment Device(以下FADとする)を用いて、26組の患者と配偶者の家族機能を測定した。FAD7つの下位尺度のうち「情緒的反応性」が他に比し有意に得点が高く、情緒面の機能低下は1つの特性と捉えた。 回復期脳血管障害患者と配偶者7組に「感情の安定化」と「療養生活における目標の共有化」を図る看護介入プログラムを用いて、看護師による面談を展開した。配偶者における家族機能全体のバランスの改善を認めたが、低下していた情緒面の大きな改善は認めなかった。退院を前に新たな課題が表出したためと考えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
回復期脳血管障害患者と配偶者を対象とする家族機能を量的に測定した研究はなく、「情緒的反応性」に代表される情緒面の低下が確認できたことにより、看護師が両者の情緒面に支援する重要性が確認できた。家族機能を維持・強化し主体的に療養に取り組めるよう7組に、双方の「感情の安定化」と「療養生活における目標の共有化」を面談により図ったが、自宅退院を前に患者と配偶者には回復期リハビリテーションとは異なる新たな課題が顕在化するため、FAD上はバランス改善の他には明らかな変化を認めなかった。 今後さらに介入事例を増やし、本プログラムによる介入効果の客観化を図る.
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