研究課題/領域番号 |
15K11832
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
玉木 敦子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (90271478)
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研究分担者 |
大谷 利恵 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (00509127)
高橋 秋絵 神戸女子大学, 看護学部, 助教 (50802435)
植田 奈津実 神戸女子大学, 看護学部, 助手 (90802463)
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研究協力者 |
市川 久美子
イルマズ 和恵
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地域母子保健 / 周産期うつ病 / 予防的介入 / 精神看護 / 精神看護学 / 精神保健看護 / メンタルヘルス支援 / 看護ケアモデルの開発 |
研究成果の概要 |
地域母子保健におけるメンタルヘルス支援の実態とサポートニーズに関する調査結果、妊産婦の精神健康状態と関連要因の実態調査、訪問指導を行う看護職への面接調査等をもとに心理社会的ハイリスク妊産婦を対象にした「周産期うつ病予防のための地域母子保健・精神看護連携モデル」を開発した。 次にモデルに基づく介入を実施し、その効果を検証したところ、妊産婦に対するうつ病予防効果が示唆された。また直接介入する保健師・助産師に精神科看護師が教育的支援、コンサルテーション、心理的支援を行うことで、介入の質をより高められたのではないかと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
周産期うつ病の予防を目的とし、地域の中で精神科看護師と保健師・助産師が連携して妊産婦を支援する看護モデルに関する研究は国内外ともにほとんど見られない。本モデルは、すでに確立されている地域母子保健システムを活用しているため、研究結果の応用が広く期待できる。 また研究成果から、保健師・助産師の専門性を生かした具体的な育児支援等を軸にしながら、精神科看護師が連携して心理社会的リスクと精神状態のアセスメント、精神的援助をより適切に行うことが、うつ病予防効果をさらに高めるという示唆が得られた。このことは、コミュニティメンタルヘルスやプライマリケアにおける精神科看護師の役割拡大にも貢献しうると考えられる。
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