研究課題/領域番号 |
15K11901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
大木 幸子 杏林大学, 保健学部, 教授 (50453519)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 人材育成 / ケースメソッド / 経験学習理論 / 研修プログラム / 保健師 / 公衆衛生看護 / 経験学習 / 実践技術 / 行政保健師 / キャリアラダー / 専門技術 |
研究成果の概要 |
本研究は、経験学習論を理論的枠組みとし、行政保健師の基本的実践技術育成のためのケースメソッド学習プログラム(以下CMP)の開発と検証を目的とした。まず、新任期・中堅前期の実践技術の到達状況について、10年未満保健師及び人材育成担当保健師に質問紙調査を行った。その結果から新任期・中堅前期保健師へのCMP(暫定版)を作成した。新任期保健師(N=172)にCMP(暫定版)を、その後のCMP(修正版)を10年目以下の保健師(N=48)に実施し質問紙調査を行った。その結果、本CMPへの満足、現実性、適切性は高く、学習目標のうち具体的技術項目の自己評価および活用が有意に上昇し、本CMP有効性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康課題の深刻化に伴い行政保健師は専門実践能力の向上が求められている。しかし、分散配置や業務の多忙など度を背景に、効果的な実践経験とそれに伴うリフレクションから、教訓化さらに新たな経験というKolbが示した経験学習サイクルが機能しにくい面がある。本研究で開発したCMP(ケースメソッド学習プログラム)は、それら実践での経験とリフレクションによる教訓化を模擬事例とグループディスカッションによって補完し、経験学習サイクルを研修プログラムとして補完するものであり、現任教育と連動した効果的人材育成に資するものである。
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