研究課題/領域番号 |
15K11918
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宇宙生命科学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 (2018) 国立研究開発法人理化学研究所 (2015-2017) |
研究代表者 |
亜力坤 亜夏爾 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (30735064)
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研究分担者 |
森島 圭祐 大阪大学, 工学研究科, 教授 (60359114)
田中 陽 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, ユニットリーダー (40532271)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 微小製造 / 微小回転 / 受精卵 / 分化 / 宇宙 / 微小孔 / 旋回流 / 安定回転 / 細胞浮遊回転 / 無重力 / 垂直回転 / 大範囲 / 可変回転 / 細胞 / 微小重力 / 操作 / 浮遊回転 |
研究成果の概要 |
本研究は単一細胞の無重力環境の創成、細胞分化の様子を動的に観察ができる汎用顕微鏡に設置が可能なマイクロ擬似無重力生成システムの開発した。まず、流体のみを用いた、多様な細胞に対応が可能な非侵襲なマイクロ流体回転デバイスおよびシステムの開発に成功した。さらに、開放的なシステムでありながら、酸素の供給、培養液の交換できる、生物学分化領域で一番よく使われているES、iPS細胞にも使用できるマイクロ流体回転デバイスの開発に成功した。最後に、汎用顕微鏡などに設置が可能で、生きた単一細胞の構造形態を、生理機能を乱さずに、リアルタイムに観察できるデバイスとして高く評価され、企業と一緒に特許を取得した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は単一細胞(受精卵)の無重力環境の創成、細胞への刺激またはその分化の様子を動的に観察ができる汎用顕微鏡に設置が可能なマイクロ擬似無重力生成システムの開発を行い、論文など研究成果だけではなく、企業と一緒に実用化を目指した特許も取得した。 本研究により単一細胞が分化する際の、莫大な関連情報を同時に収集することが可能になった。特に、単一細胞の擬似無重力状態(回転状態)での分化をリアルタイムで観察する研究は既存システムの制限により困難だったが、本研究で開発したデバイスは無重力環境での単一細胞分化に関する研究領域へ踏み込むための有力なツールになり、生物学的な新発見につながるなどの重大な意義を示した。
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