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皮膚のポリモーダル受容器のような触覚デバイスの実現と人工指への適用

研究課題

研究課題/領域番号 15K12070
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 知覚情報処理
研究機関熊本高等専門学校

研究代表者

湯治 準一郎  熊本高等専門学校, 機械知能システム工学科, 教授 (80332104)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード触覚センサ / 人工皮膚感覚 / サーミスタ / 静電容量 / インピーダンス変化型素子
研究成果の概要

本研究は,温度センサとして用いられているサーミスタとその電極のみを利用し,その電気的パラメータである抵抗と静電容量の変化より,触圧による変位と温度の複合情報を取得する皮膚のポリモーダル受容器のような触覚デバイスの実現を目的として実施した.触圧による変位の検出方法として,サーミスタ素子周辺の媒質空間の変形を利用する静電容量変化方式を検討した結果,サーミスタの抵抗と静電容量の二つのパラメータを用いると,温度のみでなく,変位情報も同時に検出可能であり,新しい触覚デバイスとして機能しうることが確認できた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

サーミスタは,温度測定に幅広く使用されているが,感圧センサとして機能させた例はない.本研究の成果は,サーミスタ本来の抵抗変化に加えて,静電容量変化との組み合わせによる,触圧(変位)と温度を同時取得する新しい測定原理および信号処理アルゴリズムを提案している.これにより,皮膚のポリモーダル受容器のような複数の皮膚刺激に応答する単一触覚デバイスの具現化の一手法が示され,今後の埋め込み型人工皮膚感覚センサの開発に展開できる可能性がある.更に触覚分野のみならず,多機能な複合・融合センシング素子の研究開発にも新たな視点を与えることにもなり得る.

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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