研究課題/領域番号 |
15K12200
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
中里 亮治 茨城大学, 広域水圏環境科学教育研究センター, 准教授 (30292410)
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研究協力者 |
苅部 甚一 茨城大学, 広域水圏環境科学教育研究センター, 助教
鈴木 仁根 室原川, 高瀬川漁業協同組合, 幹事
加藤 健一 室原川, 高瀬川漁業協同組合, 幹事
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ヤマメ / イワナ / 標識放流実験 / モニタリング / 山地渓流 / 放射性セシウム / 帰還困難区域 / 浪江町 / セシウムの低減 / ゼオライト / 渓流魚 / 水生昆虫 / 蓄積速度 / 空間線量率の差 / 放射性セシウムの低減 / 食物連鎖 |
研究成果の概要 |
浪江町の避難指示難区域において3年間にわたり渓流魚(ヤマメ・イワナ)の137Cs濃度の推移を調べた。その結果、2魚種ともに環境中の放射能強度が高い河川ほど有意に高かった。調査期間内で、いずれの地点・魚種ともに137Cs濃度の明瞭な減少傾向は認められず、福島第一原発事故から約7年が経過した現在では2魚種のCs濃度はほぼ平衡状態に達しているものと推測された。 ヤマメとイワナのCs低減化実験の結果、ゼオライト混合飼料投与区で飼育した魚の生物学的半減期は、固形飼料投与区で飼育した場合と比較して,ヤマメとイワナでそれぞれ約40~50%短くなった。ゼオライト混合飼料は137Csを低減させるのに有効であった。
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