研究課題
挑戦的萌芽研究
シックハウス症候群は、ホルムアルデヒドや有機リン等によって引き起こされる健康障害である。発症メカニズム追究を目的として、有機リン代謝関連ヒト神経障害エステラーゼ(NTE)の遺伝子導入マウスを作製し、1)ヒト型NTE発現皮膚への変化、2)ホルマリン暴露による海馬錐体細胞・小脳Purkinje細胞の萎縮を認め、また3)当該遺伝子欠損マウス個体の作製にも成功した。4)鶏卵への有機リンの影響では頭頂部に出血傾向を認め、5)有機リン中毒ヒト死亡個体ではNTE発現の低下、小脳顆粒細胞層での神経細胞の変性・凝集を認めた。6)大腸菌、および動物培養細胞での高発現細胞を取得し、質量分析によりNTEを同定した。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件)
Biochem Biophys Res Commun
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