研究課題/領域番号 |
15K12346
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 鹿児島大学 (2018) 福岡女子大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
濱野 桃子 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任研究員 (40717336)
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研究分担者 |
古屋 茂樹 九州大学, 農学研究院, 教授 (00222274)
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研究協力者 |
濱田 俊
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | セリン / 肝臓 / 肥満 / 低タンパク質栄養 / アミノ酸代謝 / アミノ酸 / タンパク質栄養 |
研究成果の概要 |
本研究では、肝臓のde novoセリン合成能を低下させたノックアウトマウスを用いて、肝臓におけるセリン合成と肥満を最終表現型とした栄養状態との連関を明らかにし、肝臓におけるセリン合成の栄養生理学的意義の解明することを目指した。肝臓におけるセリン合成酵素Phgdhは定常状態において発現は低いものの、低タンパク食を給餌すると速やかに発現が増加する。しかし、肝臓におけるセリン合成能の栄養生理学的意義は分かっていない。そこで、セリン合成能を低下させたノックアウトマウスを作製し、栄養学的観点から意義を理解するために、ノックアウトマウスの栄養状態を給餌飼料により変化させ、その応答を解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満は生活習慣病の最大のリスク要因であり、その対策が社会的に急がれている。肥満患者においてアミノ酸のインバランスが起きていることが報告されているが、肥満の結果アミノ酸インバランスが誘導されるのか、アミノ酸インバランスが肥満を誘導するのか分かっていない。さらに、アミノ酸代謝異常やアミノ酸代謝酵素の機能低下が肥満の原因とする報告は未だに少なく集積は不十分である。肥満を表現型とした生体の栄養状態と肝臓におけるセリン合成能の関連を明らかにすることは、代謝性疾患とアミノ酸代謝の連関を新規に定義付ける重要な知見であり、また、肥満の新規治療法の開発にも繋がる。
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