研究課題/領域番号 |
15K12399
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 豊田工業高等専門学校 |
研究代表者 |
江崎 信行 豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (80311033)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 校庭緑化 / 過疎地 / 低コスト芝生化 / 数理モデル / 数値シミュレーション |
研究成果の概要 |
豊田高専及び近隣において,低コストにグラウンドの芝生化を実践する。実践するにあたり,芝草の成長過程を数理モデル化し,種々の条件によるシミュレーション結果を提示し,その結果に基づく芝生化手法を採用し,実際に芝生化を進める。芝生化を実践する対象のグラウンドは,利用者あたりの面積を基準に選定する。豊田高専においてはグラウンド全面の芝生化に成功している。豊田市内においては,試行の段階で市教育委員会の判断があり,部分的な芝生化の時点で研究が凍結されている。愛知県北設楽郡東栄町の旧・奈根小学校のグラウンドは10年間に渡り実験場として無償提供を受け,研究期間中には芝生化成功の成果をあげている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的には困難と考えられているグラウンドの芝生化について,芝生の品質を下げることにより,安価に実現できることを明らかにした。その際に,芝草の成長過程を数理モデル化し,その数値解を様々な条件でシミュレーション結果として提示し,従来の経験に基づく施工法の科学的な裏付けをすることができた。また,豊田高専周辺において,過疎地域において芝生化の要望があり,かつ,芝生化の実現可能性が高いことを示した。一方,過疎地域においては従来想定していたよりも,移動や作業の負担が大きいことが明らかになり,ドローンや自動運転といったICT技術の導入が必要であり,新たな研究課題となっている。
|