研究課題
挑戦的萌芽研究
先史時代の日本では,降雨期が時代とともに変化し,土器作成や食料採取,植物栽培などの生業に大きな影響を与えたと考えられる.本研究は,季節による植物の形態変化から,植物遺体や土器圧痕の植物の状態が示す季節を特定し,堆積物の堆積時期や土器作成時期を推定することを目的として,最終氷期と縄文時代の河道内堆積物の植物遺体や土器や火山噴出物の植物の印象を調べた.その結果,最終氷期最寒冷期の堆積物からは,開花直前の雄花序や展開途上の枝条が見つかり,春季の気象イベントによる植物化石群形成が復元された.土器や火山噴出物中の植物の印象化石も,季節推定に使えることも明らかになった.
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