• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

周辺視の運動知覚が視覚世界の安定性に果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 15K12621
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 身体教育学
研究機関大阪大学

研究代表者

高橋 俊光  大阪大学, 生命機能研究科, 招へい研究員 (00250704)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード周辺視 / 視覚の安定性 / 視覚安定性
研究成果の概要

本研究では、身体の安定性に影響する周辺視に特異的に現れるカーブボール錯視を利用して、視覚世界の安定性の機序を調べた。この錯視では、画面上を縦縞のボールが左(右)方向に自転しながら垂直に落下するときに、周辺視で大きく左(右)にカーブして知覚される。我々は、落下するボールを枠で囲むことにより、周辺視でのカーブ錯視効果が消滅し、囲む枠がボールの自転のlocalな運動と落下のglobalな運動との統合を抑制する1要因であることを示した。また、錯錯視で定位された位置を行動で指し示せることを示した。これにより周辺視での運動体の定位は、両運動統合の後に起き、行動系にも影響することが分かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々が自由に動き回っても、視覚世界における背景の中の対象の位置や動きは、常に安定に知覚される。しかし、その脳内メカニズムは未だに解き明かされていない。カーブボール錯視では、自転(localな運動)しながら落下(globalな運動)するボールを周辺視で見たときに、両運動が統合されてカーブして知覚される。我々の着眼点は、逆になぜ日常ではそのような周辺視の特異な運動知覚が生じないのか、その要因を探ることにより、周辺視が視覚安定性にどのように関与しているのかを明らかにしていこうという点であり、当該分野の進展に新たな視点で貢献するものである。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Differences in the Pulsatile Component of the Skin Hemodynamic Response to Verbal Fluency Tasks in the Forehead and the Fingertip2016

    • 著者名/発表者名
      Toshimitsu Takahashi, Yoriko Takikawa, Reiko Kawagoe
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 6:20978 号: 1 ページ: 1-7

    • DOI

      10.1038/srep20978

    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi