研究課題/領域番号 |
15K12840
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岩井 茂樹 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (60647080)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 日本的美的概念 / わび / さび / 幽玄 / いき / かわいい / あはれ / まこと / もののあはれ / 美的概念 / cool / narak / 日本的なるもの / 日本美 |
研究成果の概要 |
「美的概念」、とりわけ「日本的美的概念」が、どのような要因で「日本的」とされたのか、そしてそうなる法則性の有無と、法則について検討を行なった。研究の結果、「わび」「さび」「幽玄」は、日露戦争後、象徴主義が移入される過程において称揚され、中世美に注目が集まった結果、「日本的美的概念」として認識され、定着したものであった。「いき」も同様に象徴主義高揚の機運の中、日露戦争後、再評価された概念であったが、これは「江戸趣味」が称揚される中で「日本的」とされたものであった。「かわいい」は現在における「日本的美的概念」とされているが、ここにも同様の背景があった。このような共通性と法則性を見出すことができた。
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