研究課題/領域番号 |
15K12880
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 成城大学 |
研究代表者 |
窪田 三喜夫 成城大学, 文芸学部, 教授 (60259182)
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研究分担者 |
篠塚 勝正 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 非常勤講師 (40528775)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 運動機能 / 記憶 / エピソード記憶 / 言語習得 / 非単語 / 記憶固定 / BDNF / 裸足 |
研究成果の概要 |
運動が記憶に良い影響を与えるという観点から、運動機能が外国語習得へ及ぼす影響を実証的に研究した。運動しない統制群と比べ、stepとsquat運動実験群でエピソード記憶に関し単語記憶量が増加した。次に梁上を歩く実験群を3つに分けた (靴、裸足、裸足のつま先)。裸足が極めて学習効果が高かった。更に運動後何時間後に学習を行うのが効果的かの研究を行った。学習後30分後、2時間後、4時間後の運動実験群3つを設定した。2時間後の運動群で言語短期記憶に良い影響があった。更にその追加実験をし、文章と非単語を覚える課題で20分間のエアロバイク運動群で2時間後の成績が一番高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)外国語学習は、step運動やsquat運動という有酸素運動によって、意味や文脈のある関連情報が組み込ませている内容を記憶するのに極めて有効である。(2) 裸足で梁の上での歩行が、注意力とバランス調整機能の向上によって、無意味語の意味把握であっても学習効果があることが明らかになった。(3) 海馬にある脳由来神経栄養因子が運動によって増加するため、運動後2時間後に学習を行うのが文の内容を覚える学習で効果があった。「体で言語を身につける」というHarold E. PalmerやJames J. Asherの教授法の原点に戻る外国語指導の重要性を明らかにした。
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