研究課題/領域番号 |
15K13062
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
浜田 宏 東北大学, 文学研究科, 教授 (40388723)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 数理社会学 / ベイズ統計モデリング / 所得分布 / 所得不平等 / ベイズモデリング / 不平等 / 階層ベイズ / 準拠集団 / 相対的剥奪 / δ区間モデル |
研究成果の概要 |
所得分布の生成過程をベイズ統計モデリングによって定式化した.またモデルを日本とアメリカの個人年収のデータで検証し,理論モデルのパラメータをデータから推定した.年齢カテゴリを用いて階層化したベイズモデルによって,所得獲得機会の世代間格差を表現 して,比較したところ資本獲得チャンスは年齢の変化の影響を余り受けないこと,また投資利益率が年齢と共に微減することが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,所得分布の生成過程を説明する理論モデルを確率的生成モデルとして定式化したことである.このことは従来のブラックボックスアプローチと比較して,人的資本論に基づく,より説明的な理論を提唱できたことを意味する.また本研究の社会的意義は不平等の生成過程の分析を通して,生産性を維持したまま所得分布を平等化する理論的な条件を論理的に導出できることである.
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