研究課題/領域番号 |
15K13109
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 広島商船高等専門学校 |
研究代表者 |
梶原 和範 広島商船高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (10300617)
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研究協力者 |
渡邉 裕太
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 異常検出 / 音検出 / 介護福祉 / プライバシー配慮 / 地域福祉 / 異常音検出 / 移動位置検出 / 振動検出 |
研究成果の概要 |
異常検知システムに生活動態に基づく情報源を追加して徘徊の防止や緊急通報が可能なデータの収集及び異常検出方法を見い出すことを目的とした。 見守り対象者のプライバシー保護を重視して、カメラ等の画像による情報を取得しない方法を目指したが、補助的に追加する方が検出及び通知には有効であることが判明し、画像による行動の追跡と音による高齢者の状況把握の推定に寄与する音検出法を試験した。物が落下する異常音が発生したものとして、アレイマイクによる発生源の特定を行った結果、空間音の平均レベルと異常音の差が小さくても、主要な音源の方位と重ならない場合には発生方向を特定できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
異常検出時に通知するシステムであるため、対象となる在宅者は日常の生活を送っている状況での異常検出が必要である。健常な状況下では音声を活用することができるが、意識低下による転倒や物の落下など異常な状況にある場合の検出を目指した。そのため背景音から異常音の発生を抽出する必要があり、エアコンや扇風機の使用によるほどの空気の大きな流れがない場合には、音の発生方向を特定できる周波数分析の手順が見い出せた。これきっかけに、音の発生方向にカメラを向け映像を遠隔地の支援者・介護者のもとに送信することが可能となった。
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