研究課題/領域番号 |
15K13465
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
永山 貴宏 鹿児島大学, 理工学域理学系, 准教授 (00533275)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 近赤外線 / 天体観測 / 昼間 / 赤外線天文学 / 明るい天体 / 昼間観測 |
研究成果の概要 |
非常に明るい天体にたいして、近赤外線で昼間に観測を実施するための減光フィルタを作成した。この減光フィルタは、波長1.0-2.5μmの範囲全体を1/5000に減光する(透過率0.05%)ものである。このフィルタを用いることで、空の明るさによって赤外線検出器が飽和することを回避することができる。 このフィルタをIRSF1.4m望遠鏡、および、赤外線カメラSIRIUSに搭載し試験観測を行なった。赤色超巨星ηカリーナを昼間に観測することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、近赤外線天体観測において、非常に明るい天体であれば昼間であっても観測できることは、研究者であれば誰でも知っていた。しかし、実際に観測をするためには、専用のフィルタの製作など特別な手段が必要であり、これまで実際に実施した例は少ない。 本研究では、実際に専用フィルタを開発し、昼間であっても観測が実施できることを確認した。これにより、銀河系内超新星などの非常に明るいが、極めて稀な天体現象が昼間の時間帯に起きたとしても観測できる準備が整った。
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