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遷移帯の存在を否定する立場からのコンクリートの物性解釈

研究課題

研究課題/領域番号 15K14013
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 土木材料・施工・建設マネジメント
研究機関金沢大学

研究代表者

五十嵐 心一  金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (50168100)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード遷移帯 / 壁効果 / 点過程 / 電気伝導率 / 物質透過性 / シミュレーション / 点密度 / 水和度 / 2項点過程 / 粒度分布 / R / ポアソン分布 / 濃淡マップ / パーコレーション / 間引き処理
研究成果の概要

コンクリートの物性を,骨材-セメントペーストマトリックス界面領域(遷移帯)に帰着させて考えることが多いが,その実体は必ずしも明らかではない.そこで本研究においては,電気伝導度の計測とセメント粒子の空間統計量に基づいて,遷移帯存在の可能性を調べた.その結果,遷移帯の連結に起因する現象は認められず,点過程統計量およびそのシミュレーションでも,遷移帯と考えられる局所領域の存在は確認できなかった.微細なセメント粒子にて界面は相応に充填され,界面近傍においても統計的に均質にセメント粒子は分布していた.よって,遷移帯はランダム過程の変動内の見かけの現象であり,その評価は統計学的になされるべきである.

報告書

(4件)
  • 2017 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 点過程シミュレーションによるセメント粒子初期配置の再現2017

    • 著者名/発表者名
      吉川峻生,内藤大輔,五十嵐心一
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集

      巻: 39 ページ: 463-468

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 点過程統計量と電気伝導率にみる遷移帯存在の可能性2016

    • 著者名/発表者名
      吉川峻生,内藤大輔,五十嵐心一
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集

      巻: 38 ページ: 669-674

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 水和反応の進行にともなうセメント粒子の点過程特性値の変化2018

    • 著者名/発表者名
      永川彰悟
    • 学会等名
      土木学会中部支部研究発表会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 点過程シミュレーションによるセメント粒子初期配置の再現2017

    • 著者名/発表者名
      吉川峻生
    • 学会等名
      コンクリート工学年次大会2017(仙台)
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] モルタル中の未水和セメント粒子の空間分布評価2017

    • 著者名/発表者名
      吉川峻生,五十嵐心一
    • 学会等名
      平成28年度土木学会中部支部研究発表会
    • 発表場所
      金沢大学角間キャンパス
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] コンクリート中のセメント粒子のランダム性の評価2016

    • 著者名/発表者名
      吉川峻生,五十嵐心一
    • 学会等名
      平成27年度土木学会中部支部研究発表会
    • 発表場所
      豊田豊田工業高等専門学校
    • 年月日
      2016-03-04
    • 関連する報告書
      2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2019-03-29  

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