研究課題
挑戦的萌芽研究
認知行動課題を実行中の動物個体から脳の電気的活動を計測することは、脳機能を理解する上で、最も直接的かつ基本となる技術である。さらに脳のマクロ的な機能をシナプスが媒介する微細な神経情報と結びつけて理解するためには、活動電位だけではなくシナプス電位等の閾値以下の微弱な電位変化を計測し、高次脳機能を担う神経活動の生成プロセスを明らかにすることが重要である。しかしながら、従来の電気生理学機器は巨大で携帯性が悪く、非拘束下の行動中の動物個体での計測は困難であった。本研究では、自由行動下の生体の脳から閾値以下の微細な神経活動を計測する細胞内記録システムを開発した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 3件、 招待講演 2件) 備考 (1件)
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