研究課題/領域番号 |
15K14340
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 (2018) 大阪府立大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
山野 眞利子 奈良県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (80192409)
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研究協力者 |
仙波 恵美子 和歌山県立医科大学医学部, リハビリテーション学科, 博士研究員
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 妊娠期高脂肪食 / 生まれた子マウス / hyperactivity / オレキシン細胞 / 発達障害 / 子マウス / hyperacivity / オレキシン神経細胞 / 生まれた仔マウス / 生まれたマウス / 生まれた子 |
研究成果の概要 |
妊娠2週目の母マウスに50%高カロリーの脂肪食(HFD)を1週間与えると、仔マウスは著明なhyperactivity(多動)を示し、普通食(ND)と比較すると脳の視床下部外側野の摂食に関与するとされるオレキシン神経細胞の活性化と肥大化が認められることを見つけた。さらにオレキシン受容体の選択的ブロッカーや、受容体拮抗薬物の投与により、仔の多動が大幅に抑制された。これらのことは母親マウスの妊娠中の高脂肪食により胎児の脳におけるneurogenesisが何らかの影響を受け、オレキシン等特定の神経細胞の活動が増加し、仔の多動という行動異常を引き起こしたと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マウス妊娠中期の高脂肪餌とオレキシン神経細胞の発生分化に注目し検討した結果、ND,HFD両群とも胎生14日にオレキシン神経細胞は出現し、転写因子であるFoxp2がすでに細胞内に認められた。このことよりオレキシン神経細胞は胎生後期より既に脳内で働いていることが示唆された。またHFD群ではE17からオレキシン神経細胞内に細胞の活動性を示すc-fosが出現し、さらに出生直後からHFD群で優位に多く認められたことより、高脂肪食により仔のオレキシン神経細胞の活動自体が胎児期後期より高まっていることを示唆している。オレキシン神経細胞の活動の異常上昇がADHDに関与する可能性が示唆される。
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