研究課題/領域番号 |
15K14752
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
城田 徹央 信州大学, 学術研究院農学系, 助教 (10374711)
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研究分担者 |
安江 恒 信州大学, 学術研究院農学系, 准教授 (00324236)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 個体間競争 / 根系 / クロトウヒ / 周極域 / 永久凍土域 |
研究成果の概要 |
アラスカ内陸部に生育するクロトウヒは地上部よりも地下部で競争を行っているという仮説を検証した。この仮説は3つの事実によって支持された。まず地上部が樹冠によって21%しか被覆されていないのに対し,地下部はその根系によって98%を占められていた。次に,各個体の根系は非対称な分布を示した。最後に,一般化線形モデルによる解析は,局所的な根長密度が他の個体の根長密度によって負の影響を与えていることを示した。これらの結果は,クロトウヒが地下部の競争を重視していることを表現している。この本研究の結論は,クロトウヒ林分では地上部よりも地下部への炭素分配が大きいというこれまでの研究を支持するものである。
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