研究課題/領域番号 |
15K14764
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人森林総合研究所 |
研究代表者 |
後藤 義明 国立研究開発法人森林総合研究所, 森林災害・被害研究拠点, 拠点長 (20353683)
|
研究分担者 |
鈴木 覚 国立研究開発法人森林総合研究所, 森林防災研究領域, 室長 (50353735)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 樹形 / 強風 / 衝突 / 風力 / 固有振動数 |
研究成果の概要 |
茨城県村松及び愛知県西の浜のクロマツ海岸林を対象に樹木動揺の観測を行った。調査個体は明瞭な固有振動数を持っており、個体間の距離が大きいほど固有振動数の差が大きかった。個体同士は風のエネルギーの強い周波数領域で同時に同じ方向へ揺れることによって、衝突を回避・軽減していた。また、個体間の距離が大きいほど固有振動数の差が大きかったことから、固有振動数付近では、両者の距離に応じて固有振動数を調整することによって衝突を回避・軽減している可能性が示唆された。周辺空間の大きさに応じて個体ごとに作用するモーメントが異なり、空間の大きさに応じて、固有振動数が調整されながら樹形が形成されている可能性が考えられた。
|