研究課題/領域番号 |
15K14784
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
桑田 晃 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 東北区水産研究所, グループ長 (40371794)
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研究協力者 |
山田 和正
一宮 睦雄
田中 厚子
Massana Ramon
Forn Irene
Jewson David
Cros Lluisa
Manuel José Manuel Fortuño Jose
Estrada Marta
Delgado Maximinimo
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プランクトン / ピコ真核藻類 / 生活史 / パルマ藻 / 珪藻 / 海洋生態学 |
研究成果の概要 |
サイズが2-3μmと微小なピコ真核藻類のグループ毎の生態解明には、個々の細胞をグループ毎に識別する方法が不可欠である。ピコ真核藻類のグループの一つパルマ藻を対象に、TSA-FISH法による細胞の識別法の確立を行った。またパルマ藻は、シリカの殻を持つステージと無殻で鞭毛のステージがあることが明らかとなってきており、これらの生活史の識別のため、シリカを選択的に染色する蛍光色素を用いて、シリカの殻の有無を判別する方法を確立した。実際の現場でサンプリングを行い、これらの方法の検証を行った。さらに、走査電子顕微鏡観察により、ピコサイズの珪藻類Minidiscusの生活史を発見・解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年ピコ真核藻類の海洋の物質循環における重要性および多様性の高さが明らかとなってきいるが、グループ・個体群レベルの生態、生活史等の情報は未だにほとんど不明である。本研究のTSA-FISH法を用いたピコ真核藻類の細胞レベルでの識別法によりピコ真核藻類のグループ・個体群レベルでの生態研究が可能となった。また、ピコ真核藻類の生活史の実態をパルマ藻とピコサイズの珪藻で初めて捉えることができた。
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