研究課題/領域番号 |
15K14794
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 公益財団法人海洋生物環境研究所 |
研究代表者 |
林 正裕 公益財団法人海洋生物環境研究所, 海生研実証試験場, 主査研究員 (20444870)
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研究分担者 |
高田 陽子 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 研究員 (60435740)
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連携研究者 |
裏出 良博 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 教授 (10201360)
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研究協力者 |
渡邉 裕介
三上 隆
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 魚類 / 睡眠 / 脳波 / 睡眠測定 / ナンヨウブダイ / マダイ / 睡眠判定 / 無線式脳波測定システム / 魚類行動学 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで測定が困難であった魚類の睡眠脳波を測定し、脳波に基づく魚類の睡眠測定法を確立することを目的とし、魚類全般に使用可能な汎用性のある脳波睡眠測定システムを開発した。 その結果、魚類用脳波測定データロガーが完成し、自由遊泳する魚類において数日間の脳波データを収集できるようになった。収集した脳波データは、現在、周波数解析や日周リズム解析を実施中である。今後、開発したデータロガーを用いて、マダイやナンヨウブダイで脳波データを収集してデータを蓄積することで、魚類の睡眠機構の解明を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した脳波睡眠測定システムを用いることで魚類の睡眠を正確に測定することが可能になれば、魚類の生態学及び生理学の発展に資するところが大きい。また、自然下での魚類の睡眠を把握することも可能となり、水産養殖業界や水族動物取扱業界において飼育される魚類の睡眠管理や睡眠誘発技術に繋がる。 「行動的睡眠」により魚類は睡眠に関して多様性に富んだ動物群であるが、魚類の睡眠を研究することにより、睡眠様式と生態の相違の因果関係を解明する糸口となり、哺乳類の睡眠研究に対して極めて重要な情報を提供できる。
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