研究課題
挑戦的萌芽研究
ヒトヘルペスウイルス6 (HHV-6) の膜上には複数の糖タンパク質が存在し、感染において重要な役割を担う。その一つであるgBについては宿主因子が同定されておらず、その機能は不明である。本研究ではHHV-6感染におけるgBの役割の解明を目的とした。gBは膜アンカー部を境に、細胞外ドメインと細胞内ドメインに分けられる。gB細胞内ドメインを欠損させた変異体ウイルスを作製し、感染における機能を解析した結果、ウイルスの再構築が起こらず、gBの細胞内ドメインが感染に必須であることが示された。同変異体を培養細胞に発現させた結果、gBの細胞内での局在が変化したことから、gBの運搬に関与する事が示された。
すべて 2016
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)
Virology
巻: 490 ページ: 1-5
10.1016/j.virol.2015.12.018