研究課題/領域番号 |
15K15252
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
福田 治久 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30572119)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 医療経営学 / 計量経営学 / 経営戦略 / 自治体病院 / 国立病院機構 / 財務諸表 / 病床機能報告 / DPC病院 |
研究成果の概要 |
本研究は,既存の病院関連統計を活用し,病院経営戦略が財務的・臨床的アウトカムに与える影響を評価することを目的に実施した.そのために本研究では,病院経営に関する『病床機能報告制度データ』,『財務指標データ(自治体病院,国立病院機構および地域医療機能推進機構)』,『病院情報の公表制度データ』などを収集し,病院IDを付与し,データベースを構築した.さらに一部のデータについてはアーカイブ化を行い,研究室ウェブサイトに公開した.また,これらデータベースを利用し,医療経営に関する様々な実証研究を行い,経営戦略が財務指標に及ぼす効果などを解明した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国における病院統計の実態は極めて乏しく,データは厚生局,都道府県,医療機関などにおいてのみ公開されており,各種の病院統計を突合可能な病院IDが存在しておらず,データベース利用が想定されていない状況下にある.したがって,地域医療提供体制の最適化を推進するためのデータ創出がほとんどなされていない.そこで本研究では,病院関連統計のデータベース化を行い,広く研究利用可能な環境を整備した.また当該データベースを用いることで,病院経営戦略が医業収益に及ぼす影響評価などの多様な科学的エビデンスを創出できることを提示することができた.
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