研究課題/領域番号 |
15K15333
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
作石 かおり 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70722685)
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研究協力者 |
田中 真生 国際医療福祉大学, 医学部, 講師 (30774252)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 炎症性筋疾患 / T細胞 / T細胞受容体 / 自己免疫疾患 / 次世代シークエンサー / 筋炎 / CD8陽性T細胞 / Tリンパ球 / CD8細胞 / TCR / トランスクリプトーム解析 / レーザーマイクロダイセクション / TCR解析 / RNA-seq |
研究成果の概要 |
筋炎において細胞免疫学的な病態を解明するため、本研究では筋炎組織内のCD8細胞の細胞免疫学的病態解明を目指して、laser microdissectionにて筋内CD8細胞を切り出して、次世代シークエンサーを用いてトランスクリプトーム解析を行うことを試みた。特に、筋内にCD8陽性Tリンパ球(CD8細胞)主体の細胞浸潤を認める封入体筋炎に注目し、炎症局所のリンパ球のT細胞受容体のレパトア解析を行い、血中のレパトアが治療前後で大きく異なることを確認した。今後、臓器特異的に増殖しているT細胞を同定して、その免疫学的特徴を明らかにすることを目指していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、今後炎症性筋疾患の担い手である免疫細胞をその抗原特性に基づいて解析していくことが期待される。臓器障害に直接関与している個々の炎症細胞の特徴を明らかにすることで、自己抗原に対する免疫寛容の破綻の持続化を促し、自己免疫性炎症の機序について理解を深めることができる。
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