研究課題
挑戦的萌芽研究
軟骨の基礎研究および臨床研究の場に於いて、軟骨細胞の脱分化を抑制することは非常に重要な課題である。そこで本研究では、軟骨細胞の形質を安定に保持しているラットの軟骨肉種細胞を用いて、この脱分化過程に関する分子レベルでの解析を進めた。結果的に脱分化の分子機構は依然として不明な状況にあるが、少なくとも特定のレトロウイルスベクターを用いることで、脱分化を特異的にかつ高率に誘導できることが明らかになった。従って、今後はレトロウイルスの挿入位置を確定することで、脱分化の分子機構について有用な情報が得られるものと確信している。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)
The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism
巻: 101 号: 11 ページ: 4349-4356
10.1210/jc.2016-2391
Gene
巻: 585 ページ: 13-21