研究課題/領域番号 |
15K15574
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
森崎 浩 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (60182226)
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連携研究者 |
岡野 栄之 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (60160694)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 悪性高熱症 / iPS細胞 / 興奮性神経細胞 / Neurogenin2 / 麻酔薬 / カルシウムイメージング / 骨格筋 / mmRNAトランスフェクション |
研究成果の概要 |
悪性高熱症(MH)は、全身麻酔時の重篤な合併症のひとつで全身麻酔に伴い発熱・筋硬直・不整脈・代謝性アシドーシスが生じる。原因は骨格筋小胞体からのCa2+放出亢進と考えられている。本研究ではMH既往患者のうち特にI型リアノジン受容体遺伝子(RYR1)に変異を有する患者からiPS細胞を作出し、骨格筋への選択的な分化誘導を行った。その結果、一部の疾患株で筋収縮様の変態が確認できた。さらに培養上清の乳酸値も高く細胞の異常代謝が示唆された。また、抗RYR1抗体を用いて免疫染色したところ、顆粒状のシグナルが細胞内に散見された。本研究により、MHの新規細胞モデルを提唱できる可能性を示した。
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