研究課題
挑戦的萌芽研究
当該研究では、唾液腺の老化である実質細胞の萎縮・消失の原因として、幹細胞システムの破綻(幹細胞老化)の関与に関して検討した。すなわち、唾液腺幹細胞の表面マーカーとしてCD133を用いて、6週齢(若齢)と80から90週齢(老齢)マウス、それぞれから幹細胞を単離しその性状を解析した。その結果、老齢マウスでは、CD133陽性細胞の割合が2.1%と若齢マウスの4.1%と比べて減少し、さらに、salisphere形成能についても低下が認められた。このことから、老齢マウスの唾液腺では幹細胞数のみならず機能の低下もみられることが明らかとなった。
すべて 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件)
Nutrients
巻: 10 号: 2 ページ: 219-219
10.3390/nu10020219
Biochem Biophys Res Commun
巻: 047 号: 1 ページ: 167-172
10.1016/j.bbrc.2018.02.047
Journal of Investigative Dermatology
巻: 137 号: 8 ページ: 1682-1691
10.1016/j.jid.2017.03.031