研究課題/領域番号 |
15K15793
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
福録 恵子 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (90363994)
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研究分担者 |
種田 ゆかり 三重大学, 医学系研究科, 助教 (00444430)
成田 有吾 三重大学, 医学系研究科, 教授 (50242954)
前田 正幸 三重大学, 医学系研究科, 教授 (70219278)
高瀬 伸一 三重大学, 医学部附属病院, 主任診療放射線技師 (70422847)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 静脈穿刺技術 / システム開発 / 血管・神経走行パターン / ガイドライン |
研究成果の概要 |
静脈注射における神経損傷回避のため「静脈穿刺ナビゲーションシステムの構築」を目指したが、本研究がターゲットとする前腕部皮神経の描出に適したMRIシーケンスの確立が進んでおらず、当初予定していた3次元神経イメージ走行および静脈穿刺ハイリスクエリアを表示するアルゴリズム構築の実現化には至らなかった。 しかし、MRI撮影時に用いるチューブマーカーや、撮影時の同一体位保持に関する課題の検討を進め、前腕部皮神経描出のための基盤を整えることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前腕部皮神経描出のため、MRI撮影時に用いるマーカーの形状や充填剤の種類、濃度を試作し、実際にMRI撮影を試みた。また、撮影時の同一体位保持時間、体位保持に伴う苦痛の程度を明らかにするため、小型カメラを設置した木製模擬装置を作成した。対象者にワイヤレス心拍数計測機器および加速時計を装着のうえ、装置内で20分間同一体位をとってもらった結果、装置中央に前腕部を位置させる不安定な体位であっても、多くの対象者は心拍変動が少ないストレスの低い状況で、前腕部はほぼ静止状態で経過した。本研究成果は、今後、MRI撮影技術の進歩とともに、より描出効果を高める基盤情報として役だつ。
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