研究課題/領域番号 |
15K15850
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
杉浦 太一 岐阜大学, 医学部, 教授 (20273203)
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研究分担者 |
山田 知子 中部大学, 生命健康科学部, 教授 (80351154)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 小児アレルギーエデュケーター / PAE / アトピー性皮膚炎 / 患者教育 / 治療効果 / 小児 / スキンケア指導 |
研究成果の概要 |
小児アレルギーエデュケーター(PAE)がアトピー性皮膚炎の子どもの治療・教育効果をどのように評価しているかを明らかにする目的で、まず文献検討を行い、その結果をもとにしたPAE4名に対するフォーカスグループインタビューを行い、質的分析から評価の観点と指標を抽出した。その結果をもとに、アレルギー専門医4名とPAE4名に個別インタビューを行った。最終的に、評価の観点として<皮膚所見><行動側面(アドヒアランス)><治療内容の変化(患児の状態の変化)><セルフケアに対する親・患児の満足・自信><親・患児の皮膚状態の判断能力><QOL(親・患児)>の6つと観点に対応する評価指標が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児アレルギーエデュケーターは、単に医師の診療の補助だけでなく、それぞれが専門知識や自身の経験に裏付けされた判断能力を持ち、アトピー性皮膚炎の子どもと家族に対する療養行動の教育評価を行っていた。医師との連携も重要であり、アトピー性皮膚炎の子どもと家族に対する教育・指導は、時間をかけ、個別性を考慮したものであったことから、今後の診療報酬改定時に考慮される必ことが望ましい。また、評価指標について検討を進めることで、小児アレルギーエデュケーターのいる小児科外来や小児病棟における資格を持っていない看護師の能力の育成にもつながると考えられる。
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