研究課題/領域番号 |
15K15897
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
横山 久美 順天堂大学, 医療看護学部, 講師 (50434436)
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研究協力者 |
桑田 惠子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 高齢者介護施設 / 看護人材確保 / 新卒看護師採用 / 新人看護師受け入れ / 施設看護職員 / 就労実態 |
研究成果の概要 |
介護現場における施設看護職員の人材確保として、新人看護師の導入の可能性を探ることを目的に調査をしたところ、介護老人福祉施設では全国的に看護職員の確保は困難を極めている状況にあった。 また、介護老人福祉施設では、施設看護職員には医療的知識・技術の専門性が求められること、即戦力となる看護職員が必要であること、かつ新人看護師を成長させるための教育体制の整備が難しいことから、施設においては新人看護師の採用は想定していない実態が示された。一方で、新人看護師の導入が可能となれば、介護福祉を理解した看護活動の実践と他職種との良好な協働関係を築ける看護職員の育成につながることへの期待も有していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、高齢者介護施設の看護人材の確保と看護の質向上の方略のひとつとして、新卒看護師採用の可否を検討することである。 施設では医療機関と比較したときの待遇の差だけでなく、施設看護への理解が乏しいことが看護人材の不足の要因としてあげられた。また施設看護職員として一から育成できる新卒の採用への期待がある一方で、看護人材の不足が施設での教育体制にも影響し新卒看護師採用を困難としていた。施設の看護の質を高める看護職員の確保を進めていくためには、看護職員への教育体制の整備とともに施設看護への関心を高めていくことが求められる。
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