研究課題/領域番号 |
15K16008
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
近藤 あき 京都工芸繊維大学, 繊維学系, 助教 (30727053)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 系列依存性 / 系列効果 / 知覚 / 判断 / 顔魅力 / 布 / 方位刺激 / 知覚表象 / 判断バイアス / 感性評価 / 意思決定 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
日常生活で人が対象に対し、魅力のような高次印象の判断や評価を連続的に行う際には、個々の判断は過去に行なった判断に近づくように変容する。本研究では、これらの判断におけるバイアス効果の生起メカニズムについて検討することを目的とした。研究の結果、顔の魅力の知覚が過去に知覚した顔の魅力に近づくことを示し、高次印象の判断におけるバイアス効果が、知覚のような低次レベルにおいても生じていることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
判断におけるバイアス効果は実社会場面においても生じており、様々な場面で正確な判断や適切な選定ができなくなる弊害を生じることが示唆されている。本研究は刺激の高次印象の判断に対するバイアス効果が、知覚レベルにおいても生じることを初めて明らかにしたが、これらの成果は実社会場面におけるバイアス効果を除去する上で、知覚や判断といった各処理レベルのバイアス効果がどのように影響しているかに関する基礎的知見を提供すると考えられる。
|