研究課題/領域番号 |
15K16013
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
|
研究機関 | 富山高等専門学校 |
研究代表者 |
的場 隆一 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 准教授 (30592323)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 認知バイアス / 言語獲得 / 繰り返し学習モデル / 第一言語獲得 / 繰り返し学習 / 言語進化 |
研究成果の概要 |
人間の言語獲得の過程を解明することは大変意義深いが,頭の中を直接観察することはできない.そこで本研究では言語獲得における繰り返し学習モデルの,意味表現,および,認知バイアスの有効性の測定について検討してきた.意味表現については既存の繰り返し学習モデルに共同注視の枠組みを導入した意味選択型繰り返し学習モデルを提案した.また,認知バイアスを提案したモデルのエージェントに組み込み,その有効性を検証した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの認知バイアスと言語獲得の関係は,主に語彙獲得に焦点が当てられており,人間の言語獲得という大きな問題に関して語彙だけに限定してバイアスの有効性を主張するのでは不十分である.本研究では,言語進化モデルである繰り返し学習モデルに共同注視の枠組みを導入することで意味の多重性を表現するモデルを作成した.また,モデルにおけるエージェントの学習能力として認知バイアスを持たせることで,文法獲得における認知バイアスの効果を計算機シミュレーションによって示した.
|