研究課題/領域番号 |
15K16249
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
井上 千鹿子 日本医科大学, 医学部, 助教 (90453042)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 教材開発 / ムラージュ / シミュレータ / 医学教育 / シミュレーター |
研究成果の概要 |
医療系学生のシミュレーション教育用のムラージュ(特殊メイク)を開発した。これまで模擬患者(simulated patients: SP)やシミュレータ(医学教育用マネキン)を用いたシミュレーション教育において、視診可能な病態や皮膚の異常所見等はSPが口頭で述べるか、写真で提示するなどで代用されていた。これまで病態や皮膚の異常所見を模したムラージュの活用に関しては、メイク技術の難易度が高いことや複数のSPに対して同じムラージュの準備が困難など、簡易化・標準化が課題であった。そこで本研究では標準化された低コストで簡便なムラージュの開発を行い、これにより実践的な教育や評価をすることが可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、視診可能な病態や皮膚の異常所見等をムラージュで再現することで、SPやシミュレータに対する診察から得られた情報を基に臨床推論し、患者に対して適切な対応するシミュレーションが可能となった。ムラージュの活用でより臨床場面に近いシミュレーション教育が行えるようになり、シミュレーション教育で実施できる症例の幅が広がった。臨床実習前のシミュレーション教育や臨床実習後のOSCE(客観的臨床能力試験)での活用が期待され、ムラージュの活用が検討されている。また医学教育だけでなく歯学、薬学、看護学教育など医療系の学生教育への応用も期待できる。
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