研究課題/領域番号 |
15K16472
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | びわこ成蹊スポーツ大学 |
研究代表者 |
山田 庸 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 准教授 (70711753)
|
研究協力者 |
望月 聡
小井土 正亮
川田 尚弘
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | サッカー / 技能評価 / 暗黙知 / 項目反応理論 / ポゼッション技能 / 尺度構成 / 指導プログラム / ボールポゼッション技能 / 評価尺度の構成 / 信頼性 / 妥当性 / 希少性 / 難易度 / 記述分析 / rondo / 困難度 / 質的統合法(KJ法) / 技能構造 |
研究成果の概要 |
本研究では,サッカーのパス回しにみられるポゼッション技能について,まず熟練者へのインタビューからサポート,コントロール,パス,連続プレーの4領域36技能を導き出した.また,項目反応理論を用いてその難易度を明らかにした.次に,サッカーのパス回し中に現れる技能の希少度と難易度について,遠い方の足へのパスが易しく,体を開くと見せて手前に戻すパスが難しく,この2つで熟練度を判別できることが明らかとなった.さらに,ポゼッション技能評価の尺度構成を行い,9項目の総合得点による評価方法を開発した.最後に,得られた技能難易度に基づき段階的なトレーニングプログラムを提案した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,質的統合法(KJ法)を用いてスポーツ技能を体系化し,項目反応理論によりスポーツ技能の難易度や識別力を算出することができた.また,ゲームパフォーマンス分析を用いて,サッカーのポゼッション技能評価尺度を開発できた.今後,様々なスポーツの評価尺度構成に応用可能である. また,スポーツ選手が持つ「コツ」は言葉で表現しにくい性質のものであるが,本研究ではサッカー技能の「コツ」を表出化することができた.この手続きと手法を応用することで,様々なスポーツで「コツ」を表出化することができ,多くの人に伝達し共有することができると考えられ,スポーツ技術の向上やスポーツ文化の発展に貢献することができる.
|