研究課題/領域番号 |
15K16702
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
生駒 久美 大東文化大学, 文学部, 准教授 (00715063)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | マーク・トウェイン / 男性性 / 感傷 / 白人性 / 境界線 / 階級 / 人種 / 貧乏白人 / 19世紀アメリカ文学 / 感傷小説 / スレイブ・ナラティブ / 奴隷制 / アメリカ文学 / 罪悪感 |
研究成果の概要 |
本研究ではマーク・トウェインの主要作品において、登場人物である白人男性の感傷・共感がどのように機能するかについて、「境界線」をキーワードにしながら考察した。トウェイン小説の登場人物たちは、白人男性としての主体形成をする際、他者に共感することで、自分と他人を分別する境界線を乗り越えたり、引き直したりしている。従来の研究では感傷や共感を女性と結びつける傾向があるが、トウェイン作品において主要白人男性登場人物の主体形成に、人種、ジェンダーや階級上の他者への共感が大きく関わることを指摘し、本研究を遂行した。
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