研究課題/領域番号 |
15K16940
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会法学
|
研究機関 | 九州大学 (2017) 山口大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
新屋敷 恵美子 九州大学, 法学研究院, 准教授 (90610808)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 統括規範としての合意 / 性質決定 / 契約解釈 / 労働契約の過程 / 合意 / 合意外規範 / 契約外規範 / 契約外的関係性 / 契約締結強制 / 合意の意義の曖昧化 / 契約の尊重 / 契約の構造化 / 契約の拘束力 / 就業規則 / 労働協約 / 労使協定 / 合意にもとづく秩序 / 契約と制度 / 合意に基づく秩序 / 個別合意によるデロゲーション |
研究成果の概要 |
本研究は、労働契約関係における、あるいは、それを取り囲む労働法規制に対する、当事者の合意の位置づけと機能の一部を明らかにした。本研究は、それらとの関係で、伝統的な労働法の位置づけとは異なり、当事者の合意を「統括規範としての合意」と位置づけ、労働契約関係ないしそれを取り巻き構成する労働法規制を、「合意に基づく秩序」として理解する。 そして、イギリス労働法を比較対象として、そうした当事者の合意を具体化する契約解釈手法、そして、その局面で巻き込まれる裁判官や制定法の法的意義を明らかにした。また、契約の成立、展開、終了局面での当事者の合意の意義と合意以外の法規範の意義も明らかにした。
|