研究課題/領域番号 |
15K17063
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 中央大学 (2016-2018) 摂南大学 (2015) |
研究代表者 |
田中 鮎夢 中央大学, 商学部, 准教授 (20583967)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | サービス / 多国籍企業 / 外国直接投資 / 貿易 / 賃金 / 商社 / 賃金プレミアム / グローバル化 / 格差 / 総合商社 / 対外直接投資 / 非正規雇用 / 国際経済学 / 国際貿易 / パネルデータ |
研究成果の概要 |
日本では2000年代、派遣会社サービスの利用拡大により、非正規労働者の急速な増加が見られ、所得格差が広がり、雇用の不安定化が進んだ。しかし、グローバル化と非正規雇用拡大との関係については、ほとんど明らかにされていない。本研究は、海外生産が非正規雇用に及ぼす影響は永続的なものではないことを明らかにした。
国際化した企業は高い賃金を払う傾向にある。本研究は、製造業とサービス部門における輸出企業と多国籍企業の賃金プレミアムについて分析を行った。分析結果からは、日本において、輸出企業や日系多国籍企業よりも、外資企業の賃金プレミアムがはるかに重要であることを明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者は、2015~2018年度の4年間の研究期間の間に、日本企業の国際化の実態とその影響について、生産性や賃金の視点から新規性の高い発見を行った。研究成果は、査読誌に掲載されるだけではなく、『新々貿易理論とは何か: 企業の異質性と21世紀の国際経済』 (ミネルヴァ書房、2015) としても公刊された。研究成果を踏まえて、『経済セミナー』などにおいて、一般向けに国際経済学の研究動向を紹介するなど、社会への研究成果の還元にも取り組んだ。
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