研究課題/領域番号 |
15K17098
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
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研究機関 | 立命館大学 (2016-2018) 京都産業大学 (2015) |
研究代表者 |
青野 幸平 立命館大学, 経済学部, 准教授 (20513146)
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研究協力者 |
祝迫 得夫
中田 勇人
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 非伝統的金融政策 / 株式市場 / 産業別分析 / 原油価格 |
研究成果の概要 |
本研究では,金融政策の効果における「期待」が果たす役割を考察するために,コール市場において取引されている「翌日物」と「翌々日物」の差に着目した金融政策変数を作成した。 1995年以降の日次データを用いた実証分析の結果,非伝統的金融政策期を含む時期においても金融政策変数が株式市場に影響を与えていたことを確認した。但し,その効果は,ゼロ金利政策・量的緩和政策・量的質的緩和政策・マイナス金利政策の各時期によって異なる影響であった。特に,量的緩和政策・量的質的緩和政策によって,市場参加者の期待に働きかける効果があったことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1995年以降,ゼロ金利政策を含めると現在に至るまで,通常の金融論の教科書に説明されていない金融政策を実施している。具体的には,量的質的金融緩和政策,2016年からはゼロ金利政策や,イールドカーブコントロール政策などである。本研究の学術的な意義は,これらの金融政策の効果に関するエビデンスを得ることである。現在進行中の政策に関する評価には一定の留保が必要ではあるが,今後の経済政策や通常の金融政策に戻る過程においてどのようなことが起きる可能性があるかを説明出来る可能性がある意味において,社会的意義がある。
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