研究課題/領域番号 |
15K17115
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 石巻専修大学 |
研究代表者 |
工藤 周平 石巻専修大学, 経営学部, 准教授 (60549153)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ICT利活用評価 / 中小企業 / アンケート調査 / 実証分析 / 製造業 / 東北地方 / 情報通信技術 / 利活用 / 評価システム / 促進要因 / ICT利活用 / 評価指標 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本の中小企業の情報通信技術(ICT)利活用を評価するためのシステムを開発し、中小企業のICT利活用の現状と課題について分析を行った。ICT利活用の組織的成熟度は中レベルを少し下回る結果となった。ICT適用範囲やICT効果では、全般管理や製造といった業務活動において比較的高い得点が得られた。企業規模が大きいグループほど、ICT活用の組織的成熟度が高く、また、全般管理、購買物流、製造といった業務活動におけるICTの適用範囲や効果の得点が高い傾向が示された。顧客価値とICT活用の関係では、顧客対応や製品創造とICT活用の組織的成熟度との間に有意な正の相関関係がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、一定の妥当性を有する中小企業のICT利活用の評価システムを開発した。中小企業は評価システムに基づいて自社のICT利活用の現状と課題を明らかにでき、ICT利活用の水準向上のための指針を得ることができる。本研究では中小企業のICT利活用を組織的成熟度、適用範囲、効果という3つの側面から評価しており、より包括的に中小企業のICT利活用を把握することができる。本研究によって中小企業のICT活用の水準を測定することが可能となり、企業の経営戦略遂行とICT活用との関係を検証することが可能となる。
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